タイ国内CPLは、革なめし市場の改革を目指す【タイ：革製品市場】

タイの革製品大手のCPL GROUP(CPL)では、専任のマーケティングチームを立ち上げ、革なめし事業を強化するための取り組みを発表しました。
同社ブランドの世界的に認められた「LWGゴールドスタンダード」を誇る同社は、パートナーの信頼を高め、業界の成長を促進するとしています。

2025年現在、CPL GROUP(CPL)は3つの主要事業を展開しています。
1つ目は「仕上げ皮革の製造・販売」で、売上全体の64％を占めています。
同社の皮革製品は、トップグレインレザーとスプリットレザーに分類されます。
2つ目は「なめし加工の請負サービス」で、全体売上の2％を占めており、牛革および豚革のなめし加工を行っています。
3つ目は「安全靴および保護具の製造・販売」で、売上の34％を構成しています。

CPLは東南アジア最大級の仕上げ牛革メーカーであり、その製品はAdidas、Timberland、Pumaなどの世界的ブランドに信頼されています。
これらのブランドは、スポーツシューズやカジュアルシューズの主要な原材料としてCPLの革を使用しています。
同社の主な輸出市場は中国、ベトナム、インドネシア、インドであり、高級靴ブランドの生産拠点となるその他の国々にも供給されています。

CPL GROUP(CPL)社の2024年度業績は、売上19億5400万バーツ、純利益でマイナス7900万バーツでした。