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ASEAN最新動向

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ベトナムのインフレがひどくなっている

ベトナムではガソリン価格が+24%になるなど、インフレが強くなっています。
2011年2月にベトナム政府はガソリン価格を+24%引き上げる決定をしています。
1リットル当たりのディーゼルガソリン価格は+24%で18300ドンになっています。
92オクタンガソリンは+17.7%で19300ドンまで上昇。

ベトナムではここ最近のインフレが強くなっていて4ヶ月で二桁の伸びを
示しています。

そのため、ベトナム政府では高騰するインフレを抑制する一連の措置を発表
しています。
電力料金や燃料価格の上昇が続いていくことは国民にとって懸念・不満が出る
可能性がありますが、ベトナム政府はインフレ抑制を最優先課題としています。

2010年の成長率が6.78%に達するなど急成長を遂げてきたベトナムはアジアでも
最悪のインフレ問題を抱えています。
2011年2月の消費者物価指数(CPI)上昇率は+12.31%と2年ぶりの高水準を記録
しています。

経済専門家のコメントではベトナム政府が長年の経済成長重視路線から脱却する
可能性を示すとしています。
ベトナム経済は2006年ごろから急速に成長。
ベトナム株式市場も時価総額がとても小さいことを省みない投資家が積極投資した
結果、急上昇し、その後大きく下落しています。

過去の成長重視路線の結果、急速な成長が実現されたものの、毎年のインフレと
物価高で多くの国民は生計費上昇に悩まされてしまい、対ドルでのドン相場が
急速に下落するという結果を招いています。

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