不動産開発業者のヴィラ・クナライ(KUN)社は、
タイ国内バンコク北郊地区の住宅需要が堅調であるため、
ノンタブリー県の中間層向け住宅セグメントに焦点を
当て続けるとしています。

また、ノンタブリー県の新しい未開発不動産を購入するために、
IPOによる資金調達を目指します。

Villa Kunalai社の最高経営責任者Praweerat Dheva-aksorn氏は、
ノンタブリー県はバンコクに隣接する最も魅力的な居住区であると
コメントしています。
まだ住宅価格が高騰しておらず、バンコク郊外における
住宅需要の大部分を支えています。

ノンタブリー県はバンコク都心へのアクセスが近く、
完成したインフラストラクチャーを備え、毎年経済成長が
続いています。

ヴィラ・クナライVilla Kunalai(KUN)社は
2019年12月にタイ証券取引所二部(MAI)へ新規上場予定です。
同社はアジア・ウェルス証券を主幹事会社、
KTB証券タイランドとASL証券を共同引受会社として、
それぞれ1株額面0.50バーツの1億5000万株を割り当てました。
ティッカーコードは「KUN」としています。

同社はIPOで1億6500万バーツを調達し、
金融機関からのローン返済と内部キャッシュフローに
それぞれ約6000万バーツを割り振る予定です。
約3000万バーツはノンタブリー県のバンブアトーン地区での
区画購入に充てられます。

同社は、7年間にわたって予定されているシングルハウス、
デュプレックスハウス、タウンハウスの建設のために、
バンブアトーン地区にある300ライの不動産を開発予定です。

同社2019年1月～9月期業績は売上4億6100万バーツ、
純利益4300万バーツでした。
2018年の売上は4億4800万バーツでした。