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プルクサー・ホールディング(PSH)は、売上重視から持続可能な成長に移行【タイ:小売】

SET上場のプルクサー・ホールディングPruksa Holding Plc(PSH)の
子会社である住宅開発会社プルクサ・リアル・エステートPruksa Real Estateは、
売上重視のアプローチから、 持続可能な成長を生み出すことを
第一の目標とする「考える会社」に移行しています。

Pruksa Real Estateの最高経営責任者Piya Prayong氏は、
「売上高を1000億バーツに伸ばすことは、もはや目標ではない」と述べています。
高い目標を達成するには大量のプロジェクトを立ち上げる必要があり、
結果として、企業構造が肥大化してしまうからです。

そのようなプロジェクト拡大のピークは2016年で、
Pruksaは合計597億バーツに相当する69の新しいプロジェクトを開設し、
史上最大の開発額となりました。
この年の同社見通しは、500~540億バーツに相当する60~65プロジェクトでした。

2017年も72件608億バーツ、2018年で77件678億バーツと計画を発表しました。
しかし、実際の立ち上げは、2017年に592億バーツ相当の56プロジェクト、
2018年に535億相当の55プロジェクトにとどまりました。

プリセールスは2014年の390億バーツから2018年の506億バーツのピークまで上昇し、
2019年には356億バーツに減少しました。
「当時、私たちは多くの新ブランド立ち上げ、多くの戦略的ビジネスユニット(SBU)を
通じて、多くのプロジェクトに集中的に取り組みました」とPiya氏 は発言しました。

高収益にもかかわらず、組織の肥大化により、
当時の販売費および一般管理費(SG&A)は30%まで上昇してしまいました。
当時最大で総勢3,500人のスタッフがいました。

Pruksa Holding Plcの2021年の業績は売上284億バーツ、
純利益24億バーツと発表しています。

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