ベトナムでM&A取引が活況、鉱山買収、企業買収が進む

ベトナムではM&A取引が活況を見せていて、鉱山買収、企業買収が
進んでいます。

ベトナム北部タイグエン県の鉱山は、タングステンの推定埋蔵量が
6,600万トンと世界有数の埋蔵量となっています。
2017年2月、インド国営鉱業ナショナル・ミネラル・ディベロプメント
(NMDC)はマサン・リソース・コーポレーション(MSR)と会談し、
MSR社のヌイ・ファオ・タングステン鉱山の株式を購入しています。
このM&A成立により、2017年は多くの主要国営企業を売却する流れに
なると予想されています。

ベトナムの国家資本投資公社The State Capital Investment
Corporation(SCIC)は、2005年に設立された政府傘下の投資会社です。
管理国有企業数は800社を超え、今後、民間や多国籍企業への売却が進むと
予想されています。

2016年末のビナミルクVinamilk株式9%のSCICによる販売オークションでは、
タイ資本のフレイザー&ニーブFraser&Neave(F&N)が株式の5.4%を取得し、
持ち株比率を16.35%に引き上げました。
その後さらに買い増し17.7%としています。

ビナミルク(VNM)社はベトナム最大の酪農・乳業企業で乳製品・
食料加工品の製造最大手企業です。
乳製品市場シェアの70%以上を占め、ホーチミン証券取引所(HOSE)で
時価総額トップを争う企業です。
長期売上目標では30億USドルを目指しています。
2016年度業績は売上43兆9320億ドン、純利益9兆2453億ドンでした。

ビンミン・プラスチックBinh Minh Plastics(BMP)は、
SCICが売却する予定の10社のうちの1社です。
同社はプラスチック製造大手でホーチミン証券取引所(HOSE)に
上場しています。

SCICではビンミン・プラスチック(BMP)社の持ち株29.5%を
保有しています。
また、ハノイ証券取引所上場企業のティエンフォンプラスチック
Tien PhongPlastic(NTP)社の株式の37.1%の株式も保有しています。

2社の株式売却オークションは2017年度内に予定されていて、
まず株主総会で100%の外国投資を可能にする決議後に実施される
計画です。
その後は多くの外国人投資家が関心を持つとされています。

タイのナワプラスチックNawaplastic Industries(Saraburi)社は、
2017年時点最大の外国株主としてビンミン・プラスチック(BMP)
株式の20%を所有しています。
仮に、ビンミン・プラスチック(BMP)社とティエンフォンプラスチック
(NTP)社をSCICが売却する際にナワプラスチック社がさらに買い増せば、
ベトナムのプラスチック業界2大手をコントロールすることが出来ると
しています。

2017年度は多くの主要なM&A案件に外国人投資家・大手企業が関心を
高めているとしていて、新規上場・株式公開を予定している企業が
多いことも、M&A取引活動に影響を与えると予想されています。
携帯電話のモビフォンMobiFone、ベトナム石油公社PV Oil、
サトラ商業公社Satra、ベカメックスBecamex IDCなどが
含まれています。

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ASEAN JAPAN CONSULTING株式会社

情報提供: ASEAN JAPAN CONSULTING株式会社

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