ベトナム政府とビン・グループが国民車生産プロジェクト発表

ベトナムの不動産大手企業、ビン・グループVin Group(VIN)は
ベトナム国内に4輪車生産工場を建設します。
2025年までに50万台の生産を目指します。

同社は10億ドル~15億ドルをかけて重工業産業を拡大していく
計画で、メイン事業である不動産・ヘルスケア産業から自動車生産へ
踏み切るとしています。
第1フェーズでは10万台~20万台の生産を目指し、車種には5シートの
セダン、7シートのSUVなども含まれます。

同社の持つブランド”VINFAST”は、クレディスイスより8億ドルの
融資を受け、335ヘクタールの生産工場を建設予定です。
エンジンや外観デザインに関しては大手ヨーロッパ自動車メーカーや
アメリカのデザイナーなどを導入したいとしています。

過去、東南アジアではインドネシア、マレーシアなどが国産車構想を
打ち出しました。

インドネシアでは1996年にスハルト大統領が大統領令により国民車
構想を提唱し、韓国の起亜自動車との合弁でティモール・プトラ社が
操業を開始しました。
しかし、翌年アジア通貨危機発生の影響で不振に陥り、
2000年に経営破綻しました。

マレーシアでは1980年代にマハティール・ビン・モハマド元首相が
提唱し、日本の三菱自動車との技術提携によりプロトン社を立ち上げ
1985年から国民車プロトン・サガの生産を開始しました。
しかし、2017年5月には経営不振に陥っているプロトン社の株式49%を
中国自動車大手の吉利汽車が取得しています。