タイの広告市場は前年比マイナスで推移

タイの広告市場調査会社、ニールセン・タイでは、2017年12月に
アナログメディア、インターネットメディア、メディア・
アウトレットなどのタイの広告支出は前年同期5.7%減の
926億バーツとなったと発表しています。

広告主がオンラインや屋外広告看板へ予算を移したことで
既存メディア媒体は大きなダメージを受けているとしています。

特に下落が大きかったものは雑誌メディアに対する広告費で
34.2%減少、1月~11月の11ヶ月間で17.8億バーツに
減少しました。
続いて新聞メディア広告が-20.5%の下落で70.7億バーツ、
有料ケーブルテレビと衛星テレビに関する広告も15.5%減の
26.9億バーツでした。
インターネット広告もトレンドに乗り増加傾向にありますが、
広告費は13.7億バーツで前年同期比-12.7%減少しました。

大きく伸びた広告市場はインストア、店舗向け広告で38.5%増の
8.6億バーツでした。
次いで映画館広告も27.4%増の62.5億バーツ、屋外メディアは
13.3%増の58億バーツでした。

広告業界ではタイの雑誌業界はさらに悪化し、新聞・雑誌を含む
印刷媒体は今後も広告主減少は避けられず、打撃を受けると
予想されています。
オンラインメディアや看板メディアよりも露出が低くコストが
高いことを理由としています。
また、多くの民間企業が広告メディア予算を慎重に検討している
としています。

その後の報道で2017年通年の広告市場規模は前年比6%減の
1014億バーツとなりました。
アナログテレビが-13%減の409億バーツ、デジタルテレビが
7%増の219億バーツ、新聞が21%減の77億バーツ、
ケーブル&衛星TVが-15%減の29億バーツ、
ラジオが15%減の44億バーツ、映画が25%増の68億バーツ、
交通機関内広告は10%増の58億バーツ、屋外広告は12%増の
63億バーツ、雑誌が33%減の19億バーツ、インターネット広告
でも12%減の15億バーツ、店内広告は34%増の9.4億バーツでした。