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タイのバンチャーク石油の株式PTT社の放出に関して

タイ国家社会保障基金Social Security Fundでは、
タイ国営石油の保有するバンチャーク石油(BCP)の
株式12%を購入する準備を進めているとしています。
残り15%はタイ財務省が運営するバユパックファンド
Vayupak Fundが購入する予定です。

現政権の方針でPTTの独占状態であるエネルギー分野において
一部企業のPTTの権益を分散させる狙いがあるとしています。
PTT社は2014年年末時点で5つの企業、6つの製油所を保有する
企業群の株式を保有しています。
また、同様にスターペトロニアム社(カルテックス社との
合弁企業)の36%株式を放出する予定です。

2001年度にタイ国営であったバンチャーク石油社の株式は
PTTへ27%分を売却。
それ以降PTT社が株主になってきました。
PTTの株主総会において77%の株主の賛成によってバンチャーク社の
近隣にあるコジェネレーション発電所の売却(13億バーツ)を
決定しています。

タイ国営石油PTTの2014年度の業績は売上で2兆8347億バーツ、
純利益では557億バーツのタイ最大のエネルギー企業になります。

バンチャーク石油BCPの2014年度の業績は売上で1830億バーツ、
純利益7億1100万バーツとなっています。

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