タイのジャスミン・インターナショナル社、900メガヘルツ周波帯入札の権利を失う

タイ証券取引所(SET)上場のジャスミン・インターナショナル(JAS)
傘下のJas Mobile Broadband(JASMBB)は、2015年12月に
実施された第4世代通信サービスにおける900MHz周波帯の競争入札に
おいて757億バーツで入札に勝利したものの、各金融機関から融資を
得られずに落札額の一部と融資保証額を納められませんでした。
そのため同周波帯に関しては2016年度内に再入札が行われることが
決まりました。

ジャスミン・グループではその他にデジタルTVライセンスでMONO29
チャンネルを営業しているMono Broadcast社がありますが、
タイ国家放送通信委員会では今回のJASMBB社の資金調達、
保証額納入失敗に他のライセンスは影響しないとしています。

ジャスミン・インターナショナル(JAS)社の2015年度の業績は
売上334億2700万バーツ、純利益157億1000万バーツとなっています。
前年比大きく増収増益となりました。

2015年度12月に900Mhz帯入札で勝利したのは、携帯キャリア3位の
トゥルー(TRUE)社子会社、TrueMove H Universal Communication
(TUC社・未上場)とJASMBB社でした。

トゥルー社では1,800MHz周波帯入札にも勝利をしていて、
今後巨額の通信インフラ整備が同社の業績を圧迫する可能性があると
されています。

タイ国内全体の通信市場シェア2016年度末予測では
1位アドバンスド・インフォAdvanced Info Service(ADVANC) 
51.1%で、2位DTACブランドで展開するTotal Access Communication
(DTAC)が27.5%、3位のトゥルー(TRUE)が21%となっています。
通信系アナリストは2018年度にはDTAC社とTRUE社のシェアが逆転する
可能性があると分析しています。