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タイ政府はアセアン大臣会議でラオス、マレーシアとの電力取引を円滑化

タイ政府はアセアン大臣会議で近隣2カ国ラオス、
マレーシアと3者間の電気売買取引契約を締結する準備を
進めています。
同協定は、ラオス~タイ~マレーシアの電力取引をより
スムーズに開くことで、アセアン電力網実現を可能にすると
しています。

タイの送電システムを利用し、ラオスとマレーシア間で
電力売買を行う契約を締結し、今後の電力売買を円滑化する
ことを目的としています。

同協定が締結された後には、ラオスは合意の下でマレーシアに
電力販売が可能で、その電力はタイを通じ、マレーシアへ
送電されます。
長期的には、マレーシアはラオスから購入した電力の一部を
シンガポールに売却することも検討しています。

タイ国内ではスマートグリッドシステム(情報通信技術を
活用することで電力の需要と供給を常時最適化する次世代電力網の
整備を急いでいます。

また、中国もラオスとカンボジアで多くの水力発電ダムに
投資していることから、送電サービス事業でタイと交渉しており、
タイは電力送電拠点になる可能性があります。
タイとカンボジアは水力発電開発に関する共同プロジェクトを
計画していて、Stung Nam水力発電プロジェクトが初めての
具体的な計画になる見通しです。

タイ発電公社Electricity Generating Authority Thailand
(EGAT)では子会社のEgat Internationalがプロジェクトに
投資します。
EGATはミャンマーでも3つの発電所に投資する予定です。
これらのプロジェクトの中でもMan Tongダム・プロジェクトは
00建設後7,000MW規模の発電能力を誇り、2028年~2029年稼働予定です。

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