タイ経済は2018年1~3月期の成長率が前年同期比4.8%増【タイ:基礎経済情報】

タイ経済は2018年1~3月期の成長率が前年同期比4.8%増となり、
一段と上昇しました。
この数字は5年ぶりの高水準を記録していて、タイ企業の輸出と
国内民間消費が牽引材料となっています。

また、低調だった民間投資も持ち直し、景気の回復・好調が
鮮明になっています。
観光業分野では訪タイ外国人観光客数が2018年も二桁成長に
なるなど高成長を続けています。

タイ国内民間消費も非農業部門の所得向上や低インフレ環境、
自動車などの買い替え需要増加、低所得者支援策などにより
堅調に拡大しています。

タイ中央銀行やエコノミストの予測では、2018年のタイ経済は
内需の好調で+4%前後の高成長が続くとしています。
一方、世界経済の影響次第では輸出鈍化により2019年末にかけて
3%台後半まで減速するケースも予想されています。

タイ企業による海外投資も増加している一方で、タイ政府と
公営企業の2018年度投資予算はそれぞれ前年比17.5%増、
同+33.7%増と大幅に増加する見通しです。
ただし、2018年4月の最低賃金引上げに伴う企業の
労務コスト増加や輸出成長鈍化が製造業を中心にブレーキと
なる可能性もあります。

タイ中銀による金融政策は2015年4月に政策金利が+1.5%まで
引き下げられて以降、据え置きの方針が続いています。
実質GDP成長率は輸出好調が続いた2017年の+3.9%に対し、
2018年はタイ国内内需の回復によって+4.3%まで上昇すると
予想されています。