タイ地方都市における工業団地開発に関して【タイ:工業団地】

タイ政府は2014年に周辺国との国境に位置する10自治体に
特別経済開発区(国境SEZ)を設置する構想を発表しました。

これを受けてタイ工業団地公社(IEAT:Industrial Estate
Authority of Thailand)は、ラオス、ミャンマー、カンボジア、
マレーシアとの国境に工業団地建設を計画しました。

第1フェーズでは
ターク県メーソット(ミャンマーとの国境)、
ノンカイ県ノンカイ(ラオスとの国境)、
ムクダハン県ムクダハン(ラオスとの国境)、
サケオ県アランヤプラテート(カンボジアとの国境)、
トラート県(タイ湾に面する地域)、
ソンクラー県(マレーシアとの国境)、
6ヵ所がプロジェクトサイトに指定されています。

第1フェーズのサケオ工業団地建設は2017年から始まり、
2018年末に工業団地の造成が完了し、2019年4月以降に
開所する予定です。

サケオ工業団地はカンボジアとの国境から5キロに位置し、
敷地内にフリーゾーンも設置され、同工業団地の周囲には
水路や貯水池も整備されます。

進出企業は、敷地内の土地を借りて工場を設置するか、
建設済みの中小企業用レンタル工場に入居する予定です。

この他にも今後第2フェーズとしてチェンライ県、
カンチャナブリー県、ナコンパトム県、ナラティワート県
なども候補に挙がっています。

しかし同政策に関して専門家の間では、地方発展のためではなく
周辺国からの労働者を国境付近に留め、バンコクなどの都市部に
流入させないためのもの、とする意見や、恩典を付与しても
国境という立地ではインフラ不足のため企業が進出しないのでは
ないかという意見が出ています。