タイの再生可能エネルギー発電(3)風力・水力発電に関して【タイ:電力・インフラ】

タイ発電公社(EGAT:Electricity Generating Authority of 
Thailand)によれば、タイ国内では南部及び中央部の沿岸部、
北部の山岳部が風力発電に最も適していますが、風力発電の
開発は太陽光発電に比べ遅れています。

理由としてはタイ国内の土地権利が強いこと、住民運動の強いこと、
風車から半径1~2km圏内の景観への障害、騒音、電波障害等の
副作用によるところが大きいとしています。

また最近、 農耕地指定の土地の不正利用に関する論争もあり、
タイの風力発電開発を減速させています。
2016年の風力発電量は507MWで2016年目標の256MWを超えたものの、
2036年目標の3,002MWには遠く及んでいないのが現状です。

タイ国内では北部、北東部、西部の山岳地帯や河川地域に
ダムや貯水池が集中し、地理的に水力資源に恵まれています。
水力発電所発電量の90%(2,923MW)がEGATの管理下にあります。

2016年には水力発電量合計3,089MWとなりましたが、
これは直近のタイ国内電力消費ピーク時であった2016年5月
29,619MWの約10%に相当します。

タイ国内には26か所のダムが存在し、なかでもプミポンダムが
国内最大の水力発電量779MWを誇ります。

またラオス、ミャンマー、中国などから電力購入を
進めていく方針で民間会社なども同事業へ参入しています。
独立発電IPPを中心として、ラオスのサイヤブリ水力発電所より
2019年以降1,220MWの電力を 購入することに合意しています。

・主要プレイヤー
CKパワー(CKP)
ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディング
(RATCH)