タイREITはプロパティファンドからREITシステムへ【タイ:REIT】

タイ証券取引所では過去に旧不動産証券化ファンドの
PFPOプロパティファンドを導入していましたが、
2013年に終了させました。
流動性に欠けるPFPOプロパティファンドに代わり、
2014年からはシンガポールREITモデルに沿った新しい
REITを発表しました。

期間限定恩典制度なども導入した結果、REITの時価総額は
合計850億タイバーツまで達しました。

タイのREIT市場における資産規模別の不動産REITは
工業系REITが多く、続いて大型専門施設資産REIT、
オフィスビルREITとなっています。

(タイREIT市場の概要として)
タイ証券取引所(SET)には2018年4月時点でPFPOが39、
REITが21、IFFが6上場しています。
不動産投資信託セクターの時価総額は着実に成長しており、
2018年4月時点で7,106億バーツ、SET時価総額の3.9%を
占めています。

・PFPOからREITへの変換にかかる免税措置
タイ政府ではPFPOプロパティファンドからREITへの変換を
進めるために、移行に掛かる諸税
(VAT、特定事業税、印紙税、REITに変換されるプロパティ
ファンドのユニット投資家にかかる所得税)
および、取引にかかる費用
(移管費用、モーゲージ登録、リースホールド登録)の
税免除を、当初の2016年末から2017年末に1年間延長する
という財務省の提案を承認しました。

これにより移管・取引にかかる大きな税費用の負担が
なくなるため、PFPOからREITへの変換が後押しされることに
なりました。

また、タイREITには高いギアリングが認められています。
REITは全資産の35%を上限として、または、投資適格の
格付けがされれば60%を上限としてギアリングが
認められています。
以前のプロパティファンドでは時価純資産の10%までしか
認められていませんでした。

加えて、タイREITは海外投資ができ、柔軟性のある
不動産投資が可能です。
さらに総資産の10%を上限として、未開発のプロジェクトに
投資することができます。