セントラル・グループがGrabタイ法人へ出資【タイ:配車サービス】

タイの複合企業、セントラル・グループは2019年1月、
配車サービスアプリを提供するグラブのタイ法人、
Grab Thailandに2億ドル出資したことを発表しています。

同投資は戦略的パートナーシップの一環として、
グラブ社が進行中のシリーズHラウンドの一部ではなく、
タイ国内のローカル戦略として出資をしています。
同ローカル出資にはタイのカシコン銀行も5000万USドルを
出資しています。

マレーシア出身の起業家アンソニー・タン氏が設立した
Grabは東南アジア最大手の配車アプリサービスへ
成長しました。
競合であったアメリカのUber、ウーバー・テクノロジーズを
アセアン域内から事実上撤退させて、決済や宅配、
買い物代行まで様々な経済圏を立ち上げています。

グラブ社のシリーズHラウンドは50億ドル調達を目指す
計画で2018年にトヨタ、ヒュンダイ、マイクロソフト
などを含む投資家から30億USドルを確保しています。

セントラル・グループではGrabとの協力を築く以前に、
中国のEC大手、JD.comと合弁会社を設立しています。
セントラル・グループはGrab Thailandが進めている
デジタルプラットフォーム構築プロジェクトを取り込む
狙いがあります。

両社は小売とサービスの面で協力していき、
セントラル・グループではGrabのフードデリバリー、
小包デリバリー、 輸送面などで協力し、Grab側は
オンラインでの複数分野にわたる成長加速を支援します。

Grabは2013年にタイ法人を設立しました。
その後6年間でタイ国内の配車サービス、食料や小包の配達、
レストランからの配達、デジタル決済まで積極的に事業拡大し、
多くのサービスを提供してきました。

Grabは2018年時点でシンガポール、マレーシア、インドネシア、
フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、
カンボジアでサービスを提供しています。
東南アジアでのライドシェアサービス市場は2018年に77億USドル、
2025年までに300億USドルへ増加すると見られています。