タイ総選挙は2019年3月24日に実施予定【タイ:政治】

タイは2014年5月のクーデター以降、長く軍事政権が
続いてきましたが、ようやく2019年3月24日に総選挙を
実施し、民政へ移行すると発表されています。

2019年2月から総選挙に向けた候補者届け出が始まりました。
4年以上も続く軍事政権から民政移管に向けて、親軍政なのか
親タクシン派なのかを決める重要な選挙となります。

プラユット暫定首相率いる親軍政政党は軍主導政権の継続を
目指しており、対立するタクシン支持派政党では多数議席
獲得を目指します。

親軍政の「国民国家の力党:Palang Pracharath Party」は
タイ全国350の小選挙区すべてに候補者を立てると
発表しています。
2019年1月まで軍政の閣僚だった政治家は選挙運動のため
閣僚を辞任して活動を進めています。

一方、親タクシン派政党「タイ国家維持党:Thai Raksa Chart」
は2019年2月にワチラロンコン国王の姉であるウボンラット王女を
首相候補として届け出ましたが、その後すぐ国王の反対意見を
受けて出馬を事実上断念しています。

親タクシン派政党には「タイ貢献党:Pheu Thai Party」もあり、
こちらはタイ東北部で大きな影響力を持っています。

2014年5月に起きた軍事クーデターの後、党首だったジャルポン・
ルアンスワン氏がクーデターにボイコットする形で辞任し、
ウィロート・パオイン氏が党首代理となりました。
その後、2018年10月に同氏が正式な党首に選出されています。

タクシン元首相は亡命中で、同派を率いた妹のインラック
前首相も2017年8月に職務怠慢の罪で最高裁判決が出る直前に
国外に逃れています。
ウィロート氏は元タイ国家警察官で、タクシン氏と関係が
深いとされています。