国営上場企業ブキット・アサムは石炭下流事業への拡大を要求される【インドネシア:エネルギー・石炭】

インドネシアのエネルギー鉱物資源省では、
国営上場企業ブキット・アサム(PTBA)に対し
液化石油ガス(LPG)の輸入削減を支援するために
下流の石炭ガス化産業開発を開始するよう
求めています。

エネルギー鉱物資源省は、ブキット・アサム(PTBA)へ
LPG燃料の代わりとして使用するために固形石炭を
ジメチルエーテル(DME)とポリプロピレンへ変換させるよう
指示しました。
石炭採掘事業のみではなく、石炭下流事業の拡大と成長を
求めるとしています。

インドネシアは年間450万~470万トンのLPGを輸入しており、
これは40兆~50兆ルピアもの費用がかかるとしています。
インドネシアは国内の石炭埋蔵量が多いため、
固形石炭をジメチルエーテル(DME)に変換できれば
LPG輸入を少なくとも100万トン削減するという目標設定が
出来るとしています。
この方針は国営エネルギー企業プルタミナに対しても
呼び掛けています。

LPG輸入量削減を助けるため、ブキット・アサム(PTBA)には
採掘した石炭(2018年は2600万トン)をDMEに転換するよう
要求しました。
同時に石炭下流産業を支援する追加規定の発表用意があると
しています。

インドネシア証券取引所(IDX)上場企業であるブキット・
アサム(PTBA)は同国内の大手石炭採掘企業の一つです。
国内にて石炭の調査、探鉱、採鉱、生産、輸送、
および販売を手掛けています。
2017年業績は売上19兆4710億ルピア、
純利益4兆4760億ルピアでした。

インドネシア国営石油・ガスのプルタミナPertaminaおよび
米系産業用ガス大手Air Products and Chemicals,Incは、
石炭ガス化工場建設プロジェクトの事業可能性調査を
進めていくと発表しています。
リアウ州インドラギリ・フル県プラナプに建設予定で、
石炭ガス化によりジメチルエーテル(DME)を製造する計画です。