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インドネシア銀行業界の合従連衡が始まる【インドネシア:金融・銀行】

インドネシアの銀行業界では日本と韓国を中心とした
外国人投資家による買収が始まり、また、大手国営および
民間企業も小規模銀行の買収に関心を示しています。

2019年3月時点でインドネシアで営業している商業銀行は
115金融機関あります。
2015年の118金融機関から減少していますが、
金融規制当局はASEAN地域で最も銀行が多いため、
その数は依然として多すぎると述べています。

インドネシア金融庁(OJK)はインドネシアの銀行統合を
迅速化するために、外国投資家が2つの貸し手を購入し、
それらを合併することを条件に、ローカル銀行で
40%以上のシェアを持つことを許可しました。

三菱UFJフィナンシャルグループはインドネシアで強力な
金融市場の足場を築くために、子会社MUFGを通じて
ダナモン銀行(BDMN)のシェアを73.8%以上に拡大すること
を目指しています。

MUFGは小型金融機関であるバンク・ヌサンタラ・
パラヒャンガン(Bank BNP)の株式も保有しており、
これをダナモン銀行と合併する予定です。

Bank BNPは西ジャワの首都バンドンに拠点を置く
地方銀行として始まり、全国的に拡大してきました。

また、三井住友フィナンシャルグループは
2018年にバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル
(BTPN)の株式取得を発表しています。

韓国の投資家もインドネシア国内銀行への投資に関心を
示しています。

2018年には韓国の金融サービス会社Apro Financialによる
小型貸し手Bank Dinarの77%の株式の取得がありました。
Apro Financialは他の小規模融資銀行である
Bank Oke Indonesiaにおいても99%株式を所有しています。

韓国産業銀行もバンク・ミトラニアガ(NAGA)の71.6%株式を
取得し、さらにバンク・アグリス(AGRS)の支配株主にも
なりました。

同銀行は上場している2つの金融機関を合併する予定です。
合併後の銀行のコア資本は1兆ルピア(7,880万USドル)から
5兆ルピアになります。

地元の大手金融機関もこの流れに参加しています。
民間商業銀行最大手であるバンク・セントラル・アジア
(BBCA)は間もなくBUKU Iカテゴリーの民間銀行を買収すると
発表しました。
BUKU 1カテゴリーに分類される銀行は、中核資本が
1兆ルピア未満の銀行です。

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