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タイのガム菓子市場は大きく下落【タイ:食品市場】

タイ国内のガム市場は大きく下落していることから、
KidKIDブランドを製造するMeng Seng Sweets Factory社は
多角化を目指して豆乳市場へ参入するとしています。

Meng Seng Sweets Factory社はガムや甘味料の製造・販売を
手掛けています。
同社では健康志向の食品・非食品市場へ参入するとしていて、
「KidKID」ブランドの豆乳飲料製品を2019年内に投入する
計画です。

豆乳市場は年間約200億バーツの市場価値がありますが、
同市場にはプレーヤーが少なく、最大手ラクタソイブランドが
55%のマーケットシェアを占め、続いてビタミルクが27%、
他のブランドが残りの18%を占めています。

同社では豆乳以外にもナッツベースの飲料など
乳製品以外の製品を数多くラインナップする計画です。
新製品開発とマーケティングサポートのために年間
約2,000万バーツを費やすとしています。

同社主力製品であったガム市場の需要は2015年と
比較して-50%減少し、過去2~3年で市場は二桁ペースで
縮小しています。

タイのガム市場規模は2018年には約20億バーツと
評価されています。
過去5年間で30億バーツから大幅に減少しました。
KidKIDガムの売上高は1997年のピーク時に
5億バーツありましたが、2018年には2億バーツまで
減少しました。

Meng Seng Sweets Factory社は35年前に設立された
ガム製造・甘味料大手です。
同社売上の約80%が甘味料、15%がトレーディング事業、
5%がKidKIDガムからです。
タイ国内ではガム製品は健康に良くないと
信じている層が多いため、同製品類の将来は悲観的と
分析しています。

同社では事業戦略を変えることで、2018年の
売上25億バーツから、2019年見通しでは30億バーツに
増加すると予測しています。

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