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石炭採掘大手ブミ・リソーシズは2019年上半期に売上増加の見通し【インドネシア:石炭採掘】

インドネシアの石炭採掘大手ブミ・リソーシズ(BUMI)は、
2019年上半期に石炭の売上高が4200万トン、年間目標
8800~9000万トンの47%に達すると予測しています。

2019年第1四半期に2000万トンの石炭を販売し、
第2四半期には2200万トンを達成することを
目指しています。
第2四半期の石炭販売量は、第1四半期より10%増える
見通しです。

同社の成長は炭鉱採掘事業を手掛ける2社、
Kaltim Prima Coal社とArutmin Indonesia社による
安定した石炭採掘生産に支えられているとしています。

世界的な石炭価格下落傾向にもかかわらず、
同社は2019年の総売上を50億USドルとし、2018年の
49億ドルから1億ドル増加すると予想しています。

インドネシアのエネルギー鉱物資源省によると、
2018年10月から石炭価格下落傾向が始まり、
1トン当たり100.89ドルまで下落、11月は97.90ドル、
12月は92.50ドルとさらに下落しました。

2019年になってからもこの傾向は続き、
1月92.41ドル、2月91.8ドル、3月90.57ドル、
4月88.85ドル、6月はさらに81.48ドルまで大幅に
下落しました。

ブミ・リソーシズ(BUMI)社は既に石炭生産量の85%に
買い手を確保しているため、自社目標を達成することに
自信を持っています。
2019年第1四半期時点で、同社業績は純利益が前年同期比
46%減の4844万USドルとなりました。
しかし、この数字は前四半期よりもはるかに優れていると
述べています。

また、2020年は石炭価格の上限(トン当たり70ドル)が
なくなり、米中貿易戦争の影響が緩和される可能性が
あるとして、5~10%の石炭生産量増加が見込まれると
同社では楽観的に見ています。

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