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インドネシアのアパレル市場の特徴に関して(1)【インドネシア:ファッション・アパレル】

インドネシアのファッションは、西洋的なファッションと
インドネシア固有のファッション(ケバヤ・バティックなど)
の2種に大別されます。

両ファッションともマーケットは近年飛躍的に拡大しており、
世界的なファッションブランドの相次ぐインドネシア展開や、
ショッピングモールの増加などで販売額は伸びています。

特にジャカルタ首都圏エリアでは大きく成長しています。
いわゆる西洋的なファッションのカジュアルなTシャツや
ジーンズ、シャツ、スカート、パンツなどは日常生活に
行き渡っており、西洋的な紳士靴やパンプスの他、気候と
風習の関係から簡単に履けるサンダルなどの下履きも多く
使用されています。

インドネシアのファッション産業で重要なポイントは、
日本や欧米のように四季による気候に左右されない
(熱帯気候)ということです。
インドネシアには雨季と乾季がありますが、それほど
ファッション変化に影響を与えず、年間を通して同じような
ファッションで過ごすことが可能です。

しかし、行事ごとに特徴づけられた流行ファッションの
変遷は見られるため、ファッションメーカーやデザイナー、
小売市場などは、年間行事に敏感になっています。

インドネシアの主な行事にはイスラム教徒の断食月
“ラマダーン”、断食明け大祭“レバラン:イド・
アル=フィトル”などがあります。
このような時期は宗教的なコンセプトを背景に、
二の腕や足が見えにくい比較的保守的な衣服が好まれます。

また西洋のクリスマスや、東アジアの正月・旧正月など、
それぞれのコンセプトにあったファッションが各行事の
1~2カ月前から小売市場に流通します。

インドネシア国内の気候により冬服は一般的には
着られていませんが、海外旅行に出かける富裕層や、
おしゃれファッションの一環として冷房の効いた屋内で
冬服を着用する消費者層も若干存在しています。

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