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タイの建設資材の価格指標が第2四半期に上昇する見込み【タイ:建設】

2021年第1四半期の高い鉄鋼価格上昇に続いて、第二四半期に建築資材の価格指標
(The Construction Materials Price Index:CMI)がさらに上昇するという、
建設業界にとって良い見通しがあります。

タイの12県における134の建設資材の価格変動を示す同指標は、
3月に対前年比で5.4%上昇して110.2ポイントとなったと、
貿易政策と戦略室の責任者Phusit Ratanakul Sereroengrit氏は述べました。
第一四半期に、CMIは鉄鋼価格において対前年比4.4%増加し、
鉄鋼製品価格で対前年比21.2%上昇しました。

国際鉄鋼価格は製造業による環境への影響を減少させるため、
鉄鋼の輸出制限と鉄鋼生産減少という中国の政策により
上昇し続けていたとしています。

段階的な経済回復によって、鉄鋼への国際的な需要もまた増加しています。
CMIの上昇傾向は、鉄鋼やセメントのより高い売上や、
不動産業界におけるさらなる徴税を反映している建設事業への良い見込みと
関連しています。

タタ・スチール・タイランドTata Steel Thailand(TSTH)は、
2021年4月にタイと中国の高速電車事業に鉄鋼製の約600,000のトンネルが
必要になる予測しています。

タイ政府の「Made-in-Thailand」キャンペーンも、鉄鋼の需要増大に
寄与しているとしています。
このキャンペーンのもと、建設事業において地域で生産された鉄鋼を少なくとも
90%の使用することが求められています。
タイ政府は地域産の鉄鋼使用を促す本キャンペーンは、1.77兆バーツの
国内経済価値を生み出すとしています。

タタ・スチール社の2020年業績は売上202億3300万バーツ、
純利益4788万バーツでした。

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