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バンチャーク・コーポレーション、今後5年間で先進国や台湾を中心とした成熟市場でのクリーンエネルギー投資を拡大予定【タイ:エネルギー】

エネルギー複合企業バンチャーク・コーポレーションBangchak Corporation Plc(BCPG)の再生可能エネルギー発電部門であるSET上場のBCPGは、より良いリスク管理を実現するため、今後5年間で先進国や台湾を中心とした成熟市場でのクリーンエネルギー投資を拡大する予定です。

同社が保有するオーストラリア、日本、マレーシア、台湾の発電設備は全体の2%に過ぎず、タイ、インドネシア、フィリピン、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムといったフロンティア市場の発電設備が98%のシェアを占めています。
同社は、フロンティア市場での生産能力の割合を75%に減らすことで、再生可能エネルギー開発の世界的なトレンドに乗り、エネルギーポートフォリオのバランスを整えたいと考えています。

同社は、アジア全域での事業機会を確保するため、2021年第3四半期に計画していた650億バーツから増加させ、今後5年間でクリーン電力プロジェクトを支援するための設備投資として950億バーツを割り当てています。
「大型プロジェクトに注力することで成長を維持・促進するため、新規開発プロジェクトや資産買収を通じて事業を拡大しています」とNiwat氏は述べています。

タイのエネルギーセクターでは、再生可能エネルギー開発を促進するためのエネルギー当局による固定価格買取制度や付加価値買取制度が今後適用されない可能性があるなかで、このような動きが出てきました。

一方、台湾は政府がクリーンエネルギー開発を加速させているため、新たな投資先として大きな潜在的市場であるとしています。
BCPGは2022年1月、台湾の電力市場に参入し、469メガワットの容量を持つ地上型太陽光発電所の開発ライセンスを取得しました。
これらの施設は、2022年の第4四半期から2025年までの間に稼働する予定です。

日本では、BCPGが総発電容量89MWの太陽光発電所の運営ライセンスを取得しており、すでに79MWの施設が稼動しており、残りは建設中です。
BCPG(BCPG COMOANY LIMITED)の2021年の業績は、売上が47億4000万バーツ、純利益が20億1000万バーツでした。

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