マレーシア

マレーシアの自由貿易協定(FTA)戦略はかつて、タイ(タクシン氏)と
シンガポール(リークアンユー氏)が積極的に進めていましたが、ここに来て
マレーシア(ナジブ首相)によるFTA推進の動きがが活発化しています。
マレーシアが締結しようとしている自由貿易協定案件は、環太平洋経済連携協定
(TPP)などで交渉中のFTAは計6件となっています。

東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の国々では交渉中案件を抱えるシンガポールの
9件に次ぐ数字です。
 
東南アジア各国が妥結済みのFTA件数は、シンガポール21件、タイとマレーシア
各11件、インドネシア8件の順に多くなっています。

特に中東との案件を強めていて湾岸諸国との貿易、投資のスキーム作りを
強めています。
背景にはイスラム金融に強い金融業界の後押しもあり、今後ビジネス交流や
経済提携、投資の活発化を見込んだ動きになっています。

また、マレーシアとインドは近く自由貿易協定(FTA)を締結する見込みで、
2011~2015の5年間で両国間の貿易額は倍増になると予想されています。
インドの駐マレーシア高等弁務官、ビジェイ・ゴカレ氏が2月10日、訪問先の
マレーシア・サバ州コタキナバルで会見しました。

2010年のマレーシア~インド間の貿易額は320億リンギ(約9000億円)で
馬印でのFTA発効による免税は商品・サービス、投資が対象となる予定です。

インドから東マレーシアへはパーム油、農産物、観光、教育などの分野
への投資が期待されています。