アセアンFTAと貿易額

2010年1月から自由貿易協定(FTA)を本格的に利用し始めた
東南アジア各国、中国に対し、外交や農業問題で出遅れた日本はFTAの枠組みから取り残される
ようになってきています。

2010年から、アジア各国で本格的なFTAの時代になっていて
東南アジア先進6カ国「シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ブルネイ」の6カ国間で
ほぼすべての品目の関税が無税となりました。
またこの6カ国と中国間でも多くの物品関税が無税になっていて
この各国間の貿易額は大きな伸びを見せています。

これまでアセアンのFTAの効果はあまり論じられて来ませんでしたが
アセアン域内とアセアン~中国の貿易額は2010年になり、
第1四半期、第2四半期を経てかなりの伸びを示しています。

自動車生産台数も大幅に伸びていて
タイ160万台、マレーシア、インドネシアともに70万台
各国の販売台数も同じく
タイ、マレーシア、インドネシアはそれぞれ60万台を越える勢いです。

ヨーロッパ、アメリカの市場が低迷して、日本市場も政治の混乱が続いている中で
東南アジア市場では高成長が続いています。

東南アジア10カ国のうち、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンの
主要5カ国の実質成長率は2010年第2四半期4~6月期で前年に比べて
年率で平均8.6%という高い成長率になりました。

高成長が続く理由は、中国とインド向けの輸出が順調に伸びていることと、
各国間の関税が大幅に下がっているため、
日本はこの2大国に経済外交という分野で
完全に抜かれてしまっていることが よくわかる構図となっています。