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タイのスタートアップ支援、国営企業の出資規模【タイ:金融】

タイの金融政策員会(FPO)によれば、2018年7月、三つの国営銀行は
スタートアップ(新興企業)への投資のために合計12億バーツを
計上したと発表しています。

タイ政府貯蓄銀行(GSB)、クルンタイ銀行(KTB)、タイ中小企業開発銀行
(SME Bank)は、スタートアップ44社の候補の中から11社へ向けて投資を
実施したとしています。

また、タイ政府貯蓄銀行(GSB)とタイ証券取引所(SET)は、
3つのベンチャーキャピタルファンドに合計20億バーツを
共同出資しました。
食品関係、IT関係、金融関係に従事する中小企業に
投資していきます。
第1・第2ファンドの投資額はそれぞれ5億バーツで、
第3ファンドは10億バーツとしています。

タイ中小企業開発銀行(SME Bank)は10億バーツのベンチャー
キャピタルファンドを設立し、クルンタイ銀行(KTB)では
ベンチャーキャピタルファンドを立ち上げ資金調達ニーズを
把握します。
政府が主導して資金調達ニーズに応えていくことで
スタートアップ支援を進めます。

2018年7月にはタイ証券取引委員会主導で32の投資家が
ベンチャーキャピタル企業、プライベートエクイティ専門家として
タイ証券委員会に登録しています。

National Startup Committee会議の後、1,700社のスタートアップが
National Innovation Agency(NIA)に登録を行ったとしています。
中小企業や新興企業が5年間所得税の免除を受けるためには、
NSTDAの登録が必要となります。

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