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タイの大手酪農企業、タイ・デンマーク・デイリーファーム社、企業解説

タイの大手酪農企業、タイ・デンマーク・デイリーファーム
Thai-Denmark Dairy Farm社(未上場)は、サラブリ県
ムアックレク地区にある2,700ライ(1ライ=1600平米)の
土地で酪農場、訓練センター、牛乳および牛乳加工製品工場を
展開しています。
同社は1962年にデンマークのFrederick IX氏が発足させ、
タイ酪農奨励振興機構(DPO)Dairy Farming Promotion
Organisation of Thailandが運営しています。

同社は生乳、乳製品、乳加工品などの様々な製品を
Thai-Danish Dairy Farmブランドで販売し、2017年売上は
90億バーツ相当です。
また、同社はタイ初のエコツーリズムスポットを
運営しています。
2017年は13万1600人、2016年は11万人が訪れています。
同農場では赤茶色のRed Dane牛をタイで最初に輸入し、
Thai-Danish Dairy Farm製品のRed Cowブランド商標を
作成しました。

タイ全国には16,200の酪農家がいて、毎日3,300トンの生乳を
生産しています。
4,200人の農家がタイ酪農奨励振興機構(DPO)のメンバーで、
DPO向けに600~700トンの生乳を供給しています。

The National Food Institute(NFI)の調査によると、
タイの酪農家は2015年に166億バーツ規模の原乳108万トンを
生産しています。
タイの酪農家数は2011年~2015年の間に5.8%減少し、
乳牛頭数は+2.3%増加、牛乳生産量も増加しています。
農場の規模は大きくなり、ブリーダーも増えています。

タイ酪農奨励振興機構(DPO)では酪農事業を改善し、
高品質な乳牛育成を促進するため、毎年乳牛コンテストを
開催し、ロイヤルトロフィーや賞品を提供しています。

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