タイの保険金融緩和に関して

アセアンの統合へ向けて2015年には ASEAN経済共同体(AEC)が創設される予定。
2007年にAECの設計図・工程表にあたる「ASEAN経済共同体ブループリント」が
採択され、金融サービスについては、
①2015 年までの自由化のために、各加盟国が維持できる「事前合意した柔軟性」
リストを作成
②全加盟国が合意することが条件の下、
③加盟国が指定した保険、銀行、資本市場の制限を2015年までに実質的に撤廃
していく方針を打ち出しています。
各国の発展段階に応じて段階的に自由化を進めていくことが前提となっています。

シンガポールの金融機関やマレーシアの銀行などを中心にして、アセアン域内の
銀行の買収や現地法人の設立等を通してスーパーリージョナルバンクを形成する
動きが既に出ています。

シンガポールのDBS Group Holdingsによるインドネシア第5位の銀行Bank Danamonの
買収(その後断念)マレーシアのCIMB Group Holdings Bhdによる
フィリピンの中堅銀行Bank of Commerceの株式取得
マレーシアのMayBankのシンガポール証券大手KimEng証券の買収など。

タイでは2008年保険分野については、外資出資比率及び外国人役員比率が25%以下に
制限されていますが、特段の事情がある場合には当局の承認を得ることを条件に49%までとする損害保険業法
及び生命保険業法改正案が施行されています。