アメリカ資本のTrilliant社は、スマートグリッドプロジェクトをタイの国営地方
電力公社Provincial Electricity Authority(PEA)、
マレーシアのテナガ・ナショナル Tenaga Nasional(TNB)、
フィリピンのManila Electric Company (Meralco)と共同で進めていくと発表しています。

タイ、マレーシア、フィリピンはアセアンのメンバーでアセアン総人口は6億人を
超える巨大マーケットになります。
GDPは2.3兆USドルを超えるとしています。
インフラ構築をテーマとするAsean 2020 Visionでは、エネルギー、電力、天然ガス、
水の各分野をアセアンで成長・統合させていく計画で
エネルギー効率化、新エネルギー開発、再利用エネルギーなどがテーマとなります。

アメリカ・カリフォルニア州本社のトリリアントTrilliant社はスマートグリッドの
通信プロバイダーで、電力・ガス企業向けにエネルギーデータ通信のハードウェア・
ソフトウェア・データ管理サービスを提供しています。
http://trilliantinc.com/

PEA社はタイ最大の電力配給企業（国営企業）でタイの地方へ向けて1600万世帯以上
へ電力を配電しています。

テナガ・ナショナル(TNB)はマレーシアでの最大の電力企業で、マレーシアの世帯
800万世帯以上へ配電しています。
2013年度の通年の業績は売上で347億6800万リンギ　　純利益45億8200万リンギでした。

フィリピンのマニラエレクトリックMeralcoへも技術提供をしていて、同社は発電事業、
配電事業を34都市500万世帯へ提供しています。
2013年度の通年の業績は売上2986億ペソ、純利益では172億ペソでした。