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タイ国営石油(PTT)では今後5年間で新規事業に2,450億バーツを投資【タイ:エネルギー】

タイ国営石油(PTT)では、今後5年間の新規事業に2,450億バーツを
投資する計画を発表しています。
首都バンコク近郊にある3空港を結ぶ高速鉄道開発にも
入札参加しており、事前調査・フィージビリティスタディも同時に
進めているとしています。

2018年11月までにドンムアン~スワンナプーム~ウタパオの3空港を
結ぶ高速鉄道の戦略的ビジネスパートナーシップ構想を明らかに
する予定です。

2018年現在、タイ政府の東部経済回廊(EEC)に向けて入札書類を
申請し、2,240億バーツもの巨大プロジェクトに参入する可能性を
示唆しています。

ただし、鉄道運営・列車管理やサービスの専門知識を持つ
入札者が多数いるため、協力するパートナーを探す可能性も
コメントしています。

PTTではラヨーン県内に多数の製油所、石油化学コンビナート、
科学、技術、エンジニアのための学術機関や研究機関を
設置していて、鉄道プロジェクトとつなげる構想を
検討しています。

原料の輸入に関して2018年第2四半期に発表した数字では、
原油はタイ国営石油開発(PTTEP)から32億2300万立方フィート/日を
調達、天然ガスはタイ国内LNG(液化天然ガス)43%、
ミャンマーから57%で14億2000万立方フィート/日を
調達しています。

2018年上半期に原油価格が徐々に上昇して来た結果、
天然ガス価格もタイ国内で0.62バーツ/Kgと上昇し、
PTT業績にも影響してきています。

PTTの2018年第2四半期までの業績は第2四半期のみで
売上5787億バーツ、純利益300億2900万バーツ、
上半期業績では売上1兆1117億バーツ、
純利益698億1700万バーツでした。

タイ国営石油(PTT)はタイ国内最大のエネルギー企業であり、
傘下には以下のような上場企業があります。
PTT石油開発(PTTEP):石油の採掘・開発事業
PTTグローバルケミカル(PTTGC):石油化学・石油精製
タイオイル(TOP):石油精製
IRPC(IRPC):石油精製
グローバルパワーシナジー(GPSC):発電・ユーティリティ
(Q2で発電事業者グローエナジー(GLOW)を買収決定)

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