キアナキン・バンクは中古車ローンに警告【タイ:金融・自動車ローン】

タイの中堅銀行、キアナキン・バンク(KKP)では、
中古車ローンに関して人為的な需要を生み出すリベートと
トップアップカーローンについての警告を発し、
中古車ローンに対する特記special mention(SM)ローンを
増やす結果となっています。

しかし住宅ローン貸付とは異なり、中古車ローン市場には
投機的な動きがないため、オートローンを制御するマクロ的な
政策は必要ではないとコメントしています。

キアナキン・バンク(KKP)とパタラ証券を統括する
キアナキン・パトラ・ファイナンシャルグループのCEOである
Aphinant Klewpatinond氏は、2018年は自動車購入意欲が
高まっていて、自動車販売業者間の競争が激化していることも
あり、購入者にキャッシュバック(リベート)と融資の手助けを
提供すること(トップアップ)に関しては懸念を示しています。

この慣習は、自動車ローンの借り手に債務返済能力を上回る
車の購入資金を提供するために必要額より高い与信枠を
与えてしまい、将来的に不良債権になる可能性があります。

中古車ローンの銀行のSM比率は、過去数年間で約6~7%から
10%に急上昇しています。
二桁の数字になると、ローン事業の不規則性を
示唆していることから危険な領域であると
Aphinant Klewpatinond氏は判断しています。

この問題を回避するために同行では資産の質を向上させることを
目的として、カーアクセサリーのトップローン貸付を
中止しました。
同行の自動車金融ローンは1080億バーツで、2018年9月末の
総貸付金の49%に相当します。

キアナキン・バンク(KKP)の2017年業績は総資産2593億3500万バーツ、
売上204億6000万バーツ、純利益57億3600万バーツでした。