2019年のタイ経済成長見通し【タイ:経済】

タイ大手金融機関、サイアムコマーシャル銀行(SCB)の
子会社であるエコノミック・インテリジェンスセンターは、
2019年のタイ経済見通しについて、これまでの強気な予測を
変更しています。

タイ国内外で不確実性が高まる中、2019年のGDP成長率予測を
+3.8%に引き下げました。
世界経済の成長鈍化と米中貿易紛争によりタイの輸出額は前年度の
7%から減少し、2019年には3.4%の遅いペースで成長すると
予測しています。

エコノミック・インテリジェンスセンター:EICは、
2019年経済成長率を2018年内には+4.2%と予想していましたが、
次の予測では+4.0%、さらに今回の発表で+3.8%に引き下げました。

下方修正された数字は、世界の主要経済圏の景気減速と貿易戦争の
影響により、タイ経済も遅い拡大サイクルを迎えつつあることを
示しました。
その影響がタイ輸出分野の成長を圧迫すると分析しています。

しかし、それでも最新の2019年成長予測+3.8%は、過去5年間の
平均成長率よりも高いとしています。
2013年~2018年のタイGDP成長率は+3%以下でした。

・2019年通年予測で追い風となる分野
◎鉄道を含む大規模インフラプロジェクトが継続開発中
◎民間投資による生産規模拡大と改善
◎外資企業の新規投資、投資拡大によるタイ国内経済の好影響
◎中間層の消費拡大
◎低所得者層向け福祉サービスの増加
◎中国人観光旅行者の消費

・向かい風となる分野
●アメリカと中国の貿易摩擦問題
●タイ国内総選挙後の政治問題
●世帯債務の増加問題
●世界経済の鈍化