フィリピン財閥、SMインベストメンツの創業者が死去【フィリピン:小売・不動産】

フィリピン最大の財閥、SMインベストメンツの創業者で
名誉会長のヘンリー・シー氏が2019年1月死去したことが
発表されました。

ヘンリー・シー氏は「SMモール」などの商業施設をフィリピン
国内各地に展開し、一代で小売業を中心とする巨大な
企業グループを築きました。

同氏は1958年に首都マニラで靴屋(SMはシューマートの頭文字)
を立ち上げました。
その後、商業施設を次々に開設し、拡大するフィリピン国内消費を
取り込み、事業を急成長させました。

2018年末時点で71のモールを運営し、スーパーや専門店など
約2200の店舗を展開、中国にも進出ています。

旗艦企業であるSMインベストメンツには5つの事業部門が
あります。
ショッピングモール部門はショッピングセンターの賃貸、
アミューズメント施設や映画館・劇場のための大規模商業
施設を開発運営しています。

小売部門はアパレル、食品や様々な商品の小売・卸売を
手掛けます。
不動産開発・観光部門は、住宅、商業、娯楽、観光事業を
展開。
ホテル部門はホテルやリゾートの運営を展開しています。
金融サービス部門では資産管理、設備投資、金融サービスを
展開中です。
2017年業績は売上3795億800万ペソ、
純利益329億2300万ペソでした。

不動産大手、SMプライム・ホールディングス(SMPH)は
フィリピン国内の商業系不動産を手掛けています。
1994年に設立され、SMショッピングセンターおよび
関連する商業施設事業、例えば複合商業施設内の
商業スペースのリース開発、運営および維持管理を
手掛けています。
フィリピンの各都市や中国でも展開し、
マニラではカジノプロジェクトに参入しています。
2017年業績は売上921億3600万ペソ、
純利益275億7400万ペソでした。

ヘンリー・シー氏は東南アジア有数の富豪としても
知られ、米誌フォーブスの長者番付でフィリピンの
首位に立ち、保有資産総額は約190億ドル(約2兆800億円)
以上と言われていました。