2018年~2037年までのタイ発電計画2018(PDP2018)に関して 【タイ:エネルギー】

タイ国家エネルギー政策委員会(NEPC:National Energy 
Policy Council)では2037年に発電能力77,000MW以上に
増強する新しい電力開発計画PDP2018(2018年~2037年)
を承認しています。

タイ発電公社(EGAT)は電力セキュリティの強化、
グリッドの近代化、5カ国(タイ、ラオス、ミャンマー、
マレーシア、カンボジア)をカバーする
地域グリッド接続センターのため送電システム開発計画を
進めています。

EGATではまた、タイ地方配電公社(PEA)と協力して
タイ東部経済回廊(EEC)でスマートグリッドを開発し、
企業グループや投資家ニーズを促進し電力価格割引を可能に
するとしています。

スラタニ県では1,400MW発電所プロジェクトと
タイ西部での1,400MW発電所プロジェクトを承認しています。
その一部はラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)発電所の
Tri Energy Power Plant(700MW規模)に代わるものです。
同社契約は2020年7月に終了する予定です。

また2019年からの10年間、地域社会ニーズに合わせた
太陽光発電プロジェクト(年間100MW容量)も検討する
予定です。
このプロジェクト開始は2019年半ばを予定しており、
電力は家庭用だけでなく、農村部の学校や小規模病院等も
対象としています。

新PDP2018内容では、タイ国内の発電能力を
2017年の46,090MWから2037年に77,211MWへ増加させる
予定です。
2019年~2037年の間に56,431MWの容量増加が
予定されています。

(推定総新容量)
再生可能エネルギー発電所 20,766MW
コンバインドサイクル発電所 13,156MW
コージェネレーション発電所 2,112MW
褐炭・石炭火力発電所 1,740MW
水力発電所 500MW
国外からの電力輸入 5,857MW
新規または代替発電所 約8,300MW
省エネ計画の下で4,000MW

このPDP2018では廃棄物発電で400MWの容量増加が
承認されました。
前計画の500MWと合わせると、新しい廃棄物発電容量は
900MWになります。
また、バイオマス発電は120MWとされています。

2037年にはタイにおける発電方法の割合が
53%:天然ガス、35%:非化石燃料、12%:石炭になると
されています。