ブラジルで2019年1月資源大手ヴァーレが保有する鉱山ダムが決壊【インドネシア:鉱山開発】

ブラジルでは2019年1月、資源大手ヴァーレが保有する
鉱山ダムが決壊し、少なくとも200人が行方不明と
なりました。
2015年にも同社が出資する企業の鉱山ダムが決壊する
事故が起きていました。

3月には同社が安全対策を巡り隠ぺいを図った疑いが
あるとしてブラジル鉱業当局が調査に入りました。
違反が認められた場合、2018年純売上高の最大20%に
相当する制裁金が科される可能性があります。

ブラジル政府当局は補償を見越して、ヴァーレの資産
110億リアル(約30億USドル)を凍結しました。
今回のダム決壊ニュースを受けたのち、ヴァーレ株価は
ニューヨークの取引で-8%減少しました。

ヴァーレCompanhia Vale do Rio Doce S.A.は
ブラジルの総合資源開発企業で本社はリオデジャネイロに
所在しています。
ブラジルを代表する民間資源企業で、かつてはリオドセと
呼ばれていました。

同社はインドネシア証券取引所(IDX)にも上場していて、
ヴァーレ・インドネシアVale Indonesia(INCO)は
鉱山採掘会社としてスラウェシ島ソロアコの採鉱・
加工用総合施設にてラテライト鉱石から中間生成物である
ニッケルマットを生産しています。
2018年業績は売上11兆605億ルピア、
純利益8614億ルピアでした。

ヴァーレ社は1942年にCompanhia Vale do Rio Doceと
呼ばれる国営企業として始まり、1997年に民営化されました。
鉄鉱石以外にもニッケル、ボーキサイト、銅、金、マンガン、
炭酸カリウムなどを採掘しています。
全世界で76,500人の従業員を擁し、水力発電所、鉄道、港湾、
船舶事業なども運営しています。

ヴァーレ社の主力商品は鉄鉱石で、鉄鉱石の生産・販売シェア
は35%と世界一です。
鉄鉱石3大メジャー企業はヴァーレとリオ・ティントと
BHPビリトンであり、世界の鉄鉱石輸出の約80%を
占めています。