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マレーシアでも肥満対策、飲料メーカーに新しい砂糖税【マレーシア:農業・食品】

マレーシアでも肥満対策として飲料メーカーへ新しい
砂糖税が導入されます。
マレーシア証券取引所(BRUSA)に上場している
フレイザー&ニーブ・ホールディング(F&N:3689)は、
同国を代表するノンアルコール飲料メーカーです。

同社はタイの飲料メーカーであるタイ・ビバレッジが
管理する、シンガポールに本社を置くコングロマリット
Fraser & Neave Limitedの子会社です。
2013年にタイ・ビバレッジグループThaiBevが
シンガポールのフレイザー&ニーブ(F&N)の株式を取得し、
シンガポールとマレーシアでのソフトドリンク飲料市場へ
参入しました。

F&N社では2019年4月に導入予定のマレーシア新税に
対応するため、砂糖削減戦略をとり、新製品開発を
進めています。

F&N社では、砂糖税導入によりF&Nブランドのソフトドリンク、
100PLUS、非炭酸飲料など同社製品の約90%で価格を強制的に
引き上げる可能性があると発表していました。
しかしその後、ほとんどの飲料製品の砂糖含有量を
5%以下にし、価格変更をせずに健康的な飲料開発を行う
ことへ注力するとしています。

F&N社では飲料・食品供給事業と印刷・メディア事業を
シンガポール、マレーシアなどの東南アジア地域で
展開しています。

飲料の主なブランドとして100PLUS、F&N SEASONS、
OISHI、F&N MAGNOLIAなどを展開しています。
印刷物・出版メディアでは、MARSHALL CAVENDISH EDUCATION、
MARSHALL CAVENDISH BUSINESS、MARSHALL CAVENDISH EDITIONS
などがあります。

マレーシア政府が進めている新砂糖税は、100mlあたり
5g以上の砂糖が含まれるノンアルコール飲料に向けて
1リットルあたり0.4リンギットを計画しています。
また、野菜・果物などが原料である飲料は100mlあたり
12g以上の砂糖が含まれる場合に課税されます。

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