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中国資本のAI企業センスタイム・グループ、企業解説【中国・シンガポール:デジタル】

中国資本のセンスタイム・グループ(商汤科技)社は、
日本のSoftbankグループ等からの投資を確保し企業評価額が
2019年75億USドルを超え、人工知能(AI)を手掛ける
スタートアップ企業としては世界最大となりました。
同社は新規株式公開を急がないとしています。

センスタイム社は中華人民共和国香港特別行政区に本社を
置く、ディープラーニング技術を応用したAI人工知能と
顔認識技術の研究、サービスの企画・開発・運用を
手がけている企業です。

世界中で定期的なロードショーを開催しており、
AIによる顔認識からロボット配送までの全範囲を
カバーするビジネスについて投資家へ解説しています。

同社はシンガポール国営投資ファンド、テマセク・
ホールディングスや電子商取引大手アリババ・グループ・
ホールディングなどの出資も受けています。

同社は調達資金を使用して半導体などの分野に進出し、
過去2年間で人工知能のトレーニングチップを
開発してきました。

自動運転やロボットウェイター、顔認識システムなどの
広範なAI事業について、Megvii Technology Ltdや
SenseTimeのような企業が新産業の代表格となっています。
特にSenseTimeの驚異的な成長は、中国テクノロジー企業の
台頭を際立たせています。
CBInsightsによると、同社の最近の評価額は45億USドルでした。

しかし、一部はアメリカ政権の潜在的なターゲットになる
可能性があります。
SenseTimeは中国の大手AI企業群の中でも最大規模を
持っているため、アメリカ政府がSenseTimeと中国政府との
緊密な関係を懸念していますが、同社は中国政府と直接的な
ビジネスを行うことはなく、顧客データを所有したり
アクセスしたりすることはないと説明しています。

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