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タイで初のバイオエコノミーコンプレックスを計画【タイ:製糖・発電】

PTTグローバル・ケミカル(PTTGC)の子会社である
グローバル・グリーン・ケミカルズ(GGC)は、
2019年10月にタイ初のバイオエコノミー複合施設の
建設計画を立てています。

名称「ナコンサワン・バイオコンプレックス」は、
タイのナコンサワン県タクリ地区に位置します。
同施設はグローバル・グリーン・ケミカルズ(GGC)と、
カセット・タイ・インターナショナル・シュガー(KTIS)の
共同出資事業です。

カセット・タイ・インターナショナル・シュガー(KTIS)の
製糖工場と、サトウキビ栽培地に隣接する2,000ライの
区画を所有します。
この複合事業は、生化学製品に付加価値を与えることを
目的としています。

新規合弁企業であるGGC KTIS Bio Industrial社が、
第1フェーズ開発で76億5,000万バーツの投資を行うと
しています。
予算のうち75億バーツはGGCおよびKTISが
クルンタイ銀行から取得したローンで
資金調達しています。

両社は2016年に複合施設の実現可能性調査を開始し、
その後タイ投資委員会(BOI)の恩典権限を
付与されました。
2つの投資フェーズがあり、プロジェクト全体で
400億バーツの価値とされています。

第1段階は24,000トン/1日のサトウキビ粉砕ユニットが
建設されます。
また、600,000リットル/1日のエタノール生産プラント、
85MWのバイオマス発電所も加わります。
第1フェーズでは2021年第1四半期に商業運転が
開始される予定です。

タイ証券取引所に上場している製糖会社
カセット・タイ・インターナショナル・シュガー(KTIS)は、
2019年1月~9月期の売上107億バーツ、
純利益1900万バーツでした。
メインは製糖事業ですが、売上のうち10.6億バーツは
バイオマス発電事業からでした。

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