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タイ政府が主導する2020年国家電子決済ロードマップ【タイ:決済、IT】

タイ政府が主導する2020年国家電子決済ロードマップ
The national e-payment roadmap for 2020は、
国境を越えた支払いcross-border paymentと資金移動を優先し、
ASEAN全体のデジタルプラットフォームを介して金融取引を促進し、
地域ブロックの統合を深めることを目指しています。

2022年までの3年間の全国電子決済ロードマップでは、
2020年は国境を越えた取引が焦点となります。
タイ銀行協会の支払いシステム責任者であるYos Kimsawas氏は、
デジタルプラットフォームでの金融サービスは2020年半ばまでに
地域全体で利用できるようになると述べています。
多くのタイ地場銀行は、国境を越えた支払いと資金振替に備えて
デジタルインフラストラクチャベースを開発しています。

サイアムコマーシャルバンク(SCB)は、アセアンの相互金融
運用性標準に基づいて
QRテクノロジーを介して国境を越えた支払いを展開し、
国境を越えた資金移動を2019年内に計画していると
コメントしています。
初期段階ではシンガポール、カンボジア、ラオス、ミャンマー、
ベトナムに焦点を当てます。

同行は近隣諸国からの移民やタイで働く外国人は
国境を越えた資金移動を利用する主要ターゲットであるとし、
また、ASEAN地域の旅行者や商人は国境を越えた
QR決済サービスの主要顧客としています。

タイ国内最大の融資金融機関であるSCB銀行は、
シンガポールを拠点とするパートナーLiquid Groupと提携して
タイとシンガポールで国境を越えたQR決済サービスを提供し、
1年内に20万件の取引を目指しています。

また、SCB銀行は2019年後半にカンボジアで国境を越えた
QRコード決済を提供する計画です。
初年度には100万件の取引を目指しています。
同サービスは2020年第1四半期にラオスでも展開される予定です。

フィリピンは同行が目指すもう1つの市場であり、
タイで多くの移民と外国人が働いています。
地下送金よりも国境を越えたデジタル送金チャネルのほうが
手数料は安く、地域全体のデジタル取引が容易になり、利便性、
シンプルさ、セキュリティが向上する見込みです。

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