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シンガポール公共機関の運賃が値上げ【シンガポール:公共機関】

シンガポール国内のバスと鉄道の運賃が2019年12月末から7%
上昇します。
これによりシンガポール公共交通機関の年間収益が
1億3250万ドル増加するとしています。

シンガポール公共交通審議会(PTC)は2019年12月28日に
バスと電車の運賃を+7%引き上げます。
1998年以来の大幅な値上げはエネルギー価格の上昇と
現地人件費のコスト圧力を理由としています。

プレスリリースによると、PTCは特定の通勤者グループに
割引料金を付与しており、高齢者、低賃金労働者、障害者
(PWD)および学生は0.04ドル、大人は0.09ドル増加します。

1回乗車当たりの運賃値上げ幅は、
現金(バスのみ): 20セント値上げ、
スタンダードチケット(Standard Ticket):20セント値上げ、
ez-linkカード(ez-link Card):9セント値上げ、となります。

運賃値上げにより、一般の大人は平均10kmで約1.48ドル、
高齢者と障害者は0.92ドル、低賃金労働者は1.14ドル、
学生は0.63ドルを支払うと予想されます。

SBS TransitとSMRTは、低所得世帯向けの公共交通基金に
約380万ドル(それぞれ180万ドルと200万ドル)を寄付する
予定です。

シンガポールのバスと鉄道の運賃は世界で最も手頃な価格の
1つで、高齢者は世界で3番目に安い運賃を利用しています。
大人の運賃は2番目に安く、学生の運賃は世界で最も手頃な
価格であるとリリースが追加されました。

DBS Researchのアナリストレポートによると、SBSトランジット
レールとSMRTトレインでそれぞれ年間収入が1880万ドルと
4020万ドル増加すると予想しています。

シンガポール証券取引所(SGX)に上場するSMRTコーポレーション
(S53)は、同国内で公共交通を提供・運営する大手企業です。
シンガポール国内ではComfortDelGroに次ぐ第2位の規模の
公共機関運営企業です。

2000年3月6日に設立され持株会社として設立後、
シンガポール証券取引所に上場しました。
シンガポール政府の陸運庁LTAの計画のもと、いくつかの
完全子会社を通して、地下鉄・バス・タクシーなどを
複数運営しています。
また交通機関に関するコンサル事業や広告事業、
エンジニアリング事業などのその他サービスも行っています。

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