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タイでデータセンターへの投資が急増【タイ:不動産】

国際的な不動産コンサルタントであるCBREによると、タイのデータセンターは、これまでタイの事業者が独占していたグレーターバンコク、チョンブリ、ラヨーンのコロケーション市場に目を向ける地域事業者が増えており、注目のセクターとなっています。

クラウドコンピューティングとソーシャルメディア利用の継続的な増加に後押しされたデータ需要の急増により、アジア太平洋地域のデータセンターに対する投資家の関心が高まっており、この分野への投資は2021年に過去最高水準に急騰するといいます。

CBREタイは、近年、STTやSupernapといった地域の事業者が、より大規模なハイパースケールの要件を取り込み、サポートできる施設を携えて参入していると述べています。
同社の調査によると、アジア太平洋地域のデータセンターセクターへの直接投資は、2021年には合計48億ドルで、2020年の22億ドルの倍以上となっています。

2021年の後半には、アジア太平洋地域で大規模なポートフォリオ取引がありました。
これには、Vantage Data Centersによるクアラルンプールと香港のPCCWデータセンターポートフォリオの購入、DigitalEdgeとStonepeakInfrastructureによる日本での5つのデータセンターの買収が含まれます。

2021年後半には、305MWという記録的なデータセンター容量が供給されたにもかかわらず、東京、シンガポール、シドニー、香港のTier1市場では空室率は14%と安定していました。

2024年までに約2,100MWの供給が予定されており、シドニーがパイプラインの40%を占めています。
新たな追加により、シドニーはデータセンター容量の点で2024年までに地域最大のコロケーション市場になる予定です。

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