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タイ国内の大きな災害に関して【タイ:統計値】

タイでは洪水、干ばつ、地滑りなどの自然災害が多くあります。
一方で地震は少なく、津波、台風、林野火災、寒波などには
襲われたことがありますが大きな被害は少なく、
死者が出る場合は火災や交通事故などが多いという特徴があります。

・過去の主なタイ国内災害

2004年12月にインド洋大津波が発生。
プーケット県、クラビ県、パンガー県の被害が特に大きく、
死者5393人・行方不明者3066人の被害が出ました。

2009年1月にバンコクのエカマイ地区にある人気ナイトクラブ
サンティカ(Santika)で大規模な火災が発生。
死者67人、死傷者を含めると100人以上の被害が出ました。

2011年10月~12月の大洪水では死者1026人、
被災者はおよそ1360万人とされています。
チャオプラヤー川流域で甚大な被害を出し、メコン川周辺でも
洪水が発生しました。
大洪水は3か月以上続き、タイ北部のチェンマイ県から
チャオプラヤー川流域支流に存在する中部バンコクまで、
58県に浸水が及びました。

タイ中部では7つの主要工業団地で最大3m以上浸水し、
ロジャナ工業団地に工場を構えるホンダ、ニコン、ソニー、
東レ、TDKなどの大手企業の生産に大きな影響を与えました。
また、タイは世界シェア30%以上・第2位のハードディスク
生産国であったため、IT産業、とりわけPCメーカーに大きな影響を
与えました。

世界銀行の推計では、自然災害による経済損失額の大きさでは
東日本大震災、阪神大震災、ハリケーン・カトリーナに次ぐ史上4位と
されています。

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