シリラジ病院SirirajHospitalがファーウェイ・テクノロジーズ（タイ）と共同開発した
5Gスマートホスピタルソリューションは、
日曜日に開幕した年次テクノロジートレードショーで、
世界のヘルスケア産業のモデルとして選ばれました。

マヒドン大学傘下のシリラジ病院医学部の学部長であるプラシット・ワタナパ教授が、
「Huawei Day Forum」と題したイベントで講演を行いました。
スペイン・バルセロナで開催された
モバイル・ワールド・コングレス(MWC)の一環として行われた
「Lighting Up the Future」（未来を照らす光）と題されたイベントで講演しました。

Siriraj病院のチームは、イノベーションとテクノロジーが、
特にパンデミック後の環境において、
ヘルスケア分野を含むすべてのセクターに大きな影響を与えると考えていると述べました。

「この信念が、タイの公衆衛生部門を改善し、医療システムの効率を高める
5Gスマートホスピタルを作るというビジョンにつながりました」
と、プラシット教授は述べています。

Siriraj病院とファーウェイ・タイは、パンデミック開始以来、AIを活用した診断機器や
タイ初の無人運転車の開発など、さまざまなプロジェクトで提携しています。

「5Gスマートホスピタル」プロジェクトは、
患者データのシームレスな転送や遠隔医療機器の操作に必要な高速回線を5Gで提供し、
患者ケアと業務効率に貢献する、現代の医療施設の新しいモデルになると述べました。

Siriraj病院をスマートホスピタルとして確立しようとする動きは、
5GとMEC（マルチアクセスエッジコンピューティング）の登場によって加速され、
エンジニアはクラウド技術と人工知能を使って、すべての人をつなぐことができる、
安全な5Gネットワークを設定できるようになったとのことです。
また、プラシット教授は
「今後数年のうちに、医学部で採用された技術は他のプロジェクトにも拡大され、
シリラジ病院はタイの他の公立病院の模範となることでしょう。
そして、タイの公衆衛生産業を将来的に向上させるモデルとなるでしょう」
とも述べました。

シリラジ5Gスマートホスピタルプロジェクトは、
Siriraj病院、国家放送通信委員会(NBTC)、
ファーウェイ・テクノロジー（タイ）の協力により構築されました。

また、国家5G委員会は、医療サービス、ヘルスケア産業の改善、
およびタイで最初のスマート病院の開発を支援し、
タイが新たな新興技術に対応できるようにするためのプロジェクトを承認しました。

「Siriraj病院は、ファーウェイと協力し、新しいデジタル技術を活用した
新しいイノベーションの開発と新たな価値の創造に取り組んでいます。
私たちの目標は、サービスを向上させ、効率を高め、
タイ全体の医療能力を強化することです」とも述べています。