タイ工業省工場局は電子廃棄物輸入禁止を検討【タイ:製造業】

タイ工業省の下部組織で廃棄物などを管理する
タイ工場局(Department of Industrial Works:DIW)は、
環境や地域社会に悪影響を与えるタイプの電子廃棄物を
国内リサイクル工場が輸入することについて禁止を
検討しています。

世界中で環境汚染や廃棄物処理への懸念が高まる中、
タイでも規制を厳格化していく方針です。

タイ工場局(DIW)とタイ警察では2018年5月に電子廃棄物を
違法に輸入・処理したことが判明した海外電子廃棄物輸入
許可を受けた7工場を含め、タイ全国148の電子廃棄物
リサイクル工場の検査を実施したことを発表しています。

タイ工場局(DIW)では、タイへの電子廃棄物の輸入は、
事前承認と当局の厳格な管理の下でのみ行うことが出来ると
しています。
バーゼル条約に従って原産国当局の承認を得なければならず、
輸入承認は原材料として製造業で使用する場合のみ許可される
とコメントしています。

一部のリサイクル工場では、許可されていない材料を分離する
ことが可能であるにもかかわらず、中古品輸入の法的な抜け穴を
使用して電子廃棄物を不法輸入・再販売するなどの行為を
行っていました。

タイ工場局(DIW)は電子廃棄物が適切な方法で処理されず
投棄された場合、鉛、水銀、カドミウム、ベリリウムなどの
有害金属物質が漏出し、人々の健康問題につながる可能性が
あるとコメントしています。

タイ工場局(DIW)のデータによると、年間約53,000トンの
電子廃棄物が日本、香港、シンガポールから合法的にタイに
輸入されています。

一方、タイ北部のランパーンでは許可無くCDリサイクル工場を
設立し、廃水により河川を汚染したとされる工場を
摘発しています。
同工場は中国から大量のスクラップCDを輸入し、粉砕処理後に
出荷していました。