マレーシア新政府のインフラ計画と金融政策の見直しに関して(2)【マレーシア:政策】

マレーシア新政府ではシンガポールとクアラルンプールを
結ぶ高速鉄道計画も中止する方向であると発表しています。
マハティール氏はマレーシア国家予算の歳出抑制を
図っています。

同計画はクアラルンプールとシンガポール間約350キロメートルを
90分で結ぶ予定の高速鉄道で、日本や中国などの鉄道インフラ
企業が入札参加を予定していました。

ナジブ前首相が進めていたマレーシア政府系投資会社、
ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の債務返済に
マレーシア中央銀行も関わっていた憶測も流れており、
マレーシア中央銀行のムハンマド・イブラヒム総裁は
2018年6月に辞任すると発表しました。

また、ナジブ前政権下で決まっていたマレーシア証券取引所
(BRUSA)とシンガポール証券取引所(SGX)の取引連結プロジェクト
に関しても見直しを発表しています。

マレーシア証券委員会Securities Commission Malaysia(SC)と
シンガポール金融管理庁(MAS)が2018年2月に発表した両取引所の
連結プロジェクトは、双方の国内投資家による国境を越えた
株売買を促進するのを狙いとして、両証券取引所の株式売買だけでなく、
清算・決済もスムーズに行えるようにする計画でした。

このプロジェクトはASEAN資本市場フォーラム
(ACMF:ASEAN Capital Markets Forum)が主導する
アセアン地域資本市場の金融コネクトを深める計画の
一部でした。