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フィリピンの大手金融機関、メトロポリタン・バンクは業績好調【フィリピン:金融】

フィリピンの大手金融機関、メトロポリタン・バンク&トラスト
(MBT)は、中核事業の堅調な業績を背景に2018年第2四半期の
業績も好調が続いています。
同行はフィリピン第2位の資産規模の銀行です。

2018年上半期の純利益は110億ペソ、16%で二桁成長を
記録しました。
前年同期の95億ペソを15億ペソ上回りました。

Fabian Dee会長は、同行の資本増強が成長の勢いを維持するのに
役立つだろうとコメントしています。
同銀行は増資により600億ペソを調達し資本基盤を強化しました。
資金調達源を分散し資本を増やすために長期譲渡性預金証書
(LTNCD)を250億ペソ売却する意向もあります。

同行の堅調な業績は、フィリピンでの貸出金の継続的な伸びと
経常収支比率がさらに上昇し、経費の伸びが管理可能な水準に
維持されたためとしています。
貸出総額は18%増の1.3兆ペソ、預金残高は6.7%増の1.6兆ペソと
なりました。

同行の2018年上半期総収入は、前年同期407億ペソから10.7%増の
451億ペソとなりました。
純金利収入は前年同期比12.5%増の333億ペソとなりました。

非金利収入はサービス料および手数料、信託業務からの収入などで
111億ペソになっています。
手数料関連収益は安定した顧客フローと外国為替収入の恩恵を
受けるとともに、大企業の取引によって継続的な恩恵を受けたと
しています。

メトロポリタン・バンク&トラスト(MBT)はフィリピン証券取引所
(PSE)に上場する第2位の金融機関です。
1962年に現在のメトロバンクグループ会長で最大の株主である
G.S.K.Ty氏が経済界要人とともにマニラ市ビノンド地区にて
営業を開始しました。

2016年時点の本店はフィリピンの金融中心地であるマカティ市に
あります。
国外ではアメリカ、カナダ、イギリス、日本、韓国、シンガポール、
中国、香港、台湾の主要都市に支店または現地法人を展開しています。

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