タイのホテル運営企業は海外進出を強化【タイ:不動産ホテル】

タイ国内では観光旅行者増加にもかかわらず、バンコク首都圏や
観光地でのホテル供給が増加し続けているため、
ホテル業界はますます競争が激化しています。

CBRE Thailandのホテル市場責任者、Atakawee Choosang氏は、
タイのホテルグループは、ホテルのプロパティとホテル経営会社
を買収して、マネジメント契約を通じて海外に展開していると述べ、
背景にはタイ国内ホテル市場に依存しないことで事業リスクを
軽減したいと考えていることを挙げています。

大手ホテル運営のマイナー・インターナショナル(MINT)では、
スペイン資本NHホテル・グループの買収提案を完了すると、
同グループは世界第19位のホテルチェーン企業となる
可能性があります(2018年現在では68番)。

マイナー・インターナショナル(MINT)は2018年5月に、
ヨーロッパ、アフリカおよびアメリカで382ホテルを所有・
運営するスペインのNH Hotel Groupの44.5%を買収しています。

マイナー・インターナショナル社はホテル、飲食、小売りを柱と
するタイ企業で主力のホテル事業ではANANTRAやTIVOLIなどの
ブランドで26カ国・約160カ所のホテルやサービスアパートメントを
展開しています。
2017年業績は売上533億3600万バーツ、
純利益54億1500万バーツでした。

シンハーグループの不動産部門であるシンハー・エステート(S)は
海外リゾート市場に注目しています。
同社はハワイ、タイ、モルディブ、モーリシャス、フィジーに
位置するOutriggerブランドのホテル6か所を11.1億バーツで
取得しました。

タイの不動産グループ、サンシリ(SIRI)は、ニューヨーク、
ロサンゼルス、ロンドン、マイアミビーチにあるホテルグループ、
Standard Internationalの株式35%に5,800万USドルを
投資しました。

鉄道企業、BTSグループのホテル運営子会社、UCITY(U)は
ドイツ、チェコ、ポーランド、ルーマニア、スロバキアの5カ国に
26ホテルを持つVienna House groupを買収しました。