タイの貨物輸送市場は2022年に1.4兆バーツ近くへ拡大する予想【タイ:物流】

タイ政府は同国をASEAN地域の玄関口として位置付けることを
目指し、交通インフラを強化し貿易額増加政策を実行することに
よって物流部門を支援するとしています。

タイは中国、アメリカ、インド等の大国と複数の自由貿易協定
(FTA)を締結しています。
また、タイは製造業の外資系企業に広く開放されてきたため、
長年にわたり貿易黒字を確保することができました。

ASEAN域内とタイのFTA協定は大きな制限がなく、
道路や港を経由するクロスボーダー貨物輸送量の増加を
もたらしています。
主要輸出製品の中には織物や履物、水産物、ゴム、宝飾品、
自動車、コンピューター、電化製品などがあります。

また、タイの整備された大型道路網もトラック輸送事業者、
地元の貨物運送業者の発展と国内貨物輸送の増加に
貢献しています。

さらに、国内鉄道網の複線化・拡大とアップグレードに
重点を置いたタイ政府は、タイ交通インフラ戦略2022の
下で5000億バーツ近くの資金配分を割り当てています。

タイの貨物輸送市場は2017~2022の間に年間4.8%で
増加し、2022年には1.4兆バーツ近くに達すると
予想されています。

長期的に見て、中国を含む世界市場の回復、
オンラインショッピングに対する消費者購入額の増加、
タイ国内での物流インフラストラクチャー開発投資、
一貫した経済成長による需要拡大などにより市場はさらに
拡大すると予想されます。

主なタイ国内物流大手としてはSCGロジスティクス(未上場)、
JWDインフォロジスティクス(JWD)、
トリプルアイ・ロジスティクス(III)、
ワイス・ロジスティクス(WICE)などがあります。