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タイ国内の水処理企業、上水・水道事業のタイ・タップ・ウォーター・サプライ社、企業解説【タイ:インフラ】

タイ・タップ・ウォーター・サプライ社(TTW)と
タイ地方水道局(PWA)はナコンパトム県および
サムットサコン県における上水・水道水の生産企業、
流通業者です。

タイ国内地盤沈下や海水浸透などの問題を緩和するために
地下水の井戸供給から水道水供給への置換を進めるという
政府方針に従って、上水事業を供給しています。

同社はタイ国内ゼネコン大手2位チョー・ガンチャーン社の
傘下企業です。
子会社にはパトゥムタニウォーターがあり、
パトゥムタニ県で同事業を行っています。

タイ・タップ・ウォーター・サプライ(TTW)社では
三井物産系も出資しており、タイ民間最大の水処理企業と
なっています。
売上の60%はナコンパトム、サムットサコンの一般家庭や
民間工場の水処理・供給事業によるもの、
子会社パトゥムタニウォーターから35%としています。
2018年業績は売上61億バーツ、
純利益28億4100万バーツでした。

タイ政府は1990年代に首都バンコク近郊で深刻化した
地下水の過剰利用による地盤沈下・地下水汚染を
解決するために、民間資金・技術の導入による浄水場の
建設計画を決定しました。
民間の事業権入札を経て、2000年にタイ・タップ・
ウォーター・サプライ社が設立され、
2004年操業開始しました。

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