サイアムセメント社とサイアム・クボタ社の概要に関して

サイアムセメント社(SCC)はタイのセメント製造企業で、
同国最大手です。
タイ王室財産管理局が出資している王室系企業で、
建設資材、製紙から石油化学まで手広く事業を行っています。
1913年にラーマ6世により設立されました。

2016年上半期業績は売上2320億バーツ、純利益295億バーツでした。
同社は東南アジア周辺国の経済発展に合わせ近隣の企業買収に
積極的です。
これまで同社は様々な日系企業との合弁企業を設立してきました。

その中の一つであるクボタ・トラクター社は2010年8月に
タイ王室系企業サイアムセメントグループとの合弁子会社である
サイアム・クボタ・インダストリー社とサイアム・クボタ・
トラクター社を統合し、新会社「サイアム・クボタ・コーポレーション社
を設立することを決定しました。
製販一体化により効率的な販売・製造戦略を遂行できるよう体制を強化し、
アジア事業拡大を進めます。

また、2015年には6億バーツをかけてR&Dセンターをタイ国内に
設置しています。
サイアム・クボタ・コーポレーション社は14年度の売上460億バーツから
5年内に900億バーツまで引き上げると発表しています。
サイアム・クボタはKubota社60、SCGが40の合弁企業でタイ国内で
農機具販売37年の歴史を持ちます。

近隣のミャンマー、ラオス、カンボジアでも積極的な販売をしていて、
顧客増の見込みが十分あるとしています。
R&Dセンターはナワナコン工業団地(パトゥムタニ県)に設置し2016年から開始、
同施設から販売先に合った製品開発と販売戦略を進める予定です。
各国はヒトの手や牛馬を使った農業からようやく機械化に入り始めた段階で、
市場拡大の可能性が非常に高い国々と分析しています。

Siam Kubota社の製造工場はナワナコン工業団地とアマタナコン工業団地の
2か所があり、ナワナコンでは農機ディーゼルエンジンを年産10万台、
耕運機を13万台製造しています。
アマタナコン工業団地ではトラクター5万台、コンバイン7千台、
ロータリー耕運機3.4万台を製造。
また、304工業団地内にトラクターエンジン生産工場を作っています。